下痢・過敏性腸症候群

一過性の下痢、例えば過食や食あたり・風邪などで生じる下痢は一回下痢で出せてしまえば、あるいは風邪などの下痢を起こしている疾患が治れば解消します。

 

ここで紹介したい下痢は、軽い方なら「ここ数年の間、下痢が続いている」とか、「便通は基本ゆるめで」などの”体質から来る下痢”。

それから過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎と診断されるような”疾患性の下痢”です。

 

いずれも長期化していると、気血の不足を生じて極度の疲れや冷えを感じるようになります。

また女性なら生理周期に大きな影響が生じてきます。

何よりもいつお腹が痛くなるかという怖さで外出や社会的な活動に大きな抑制を受けてしまうようになります。

病院の治療でうまく改善できる方がいらっしゃる一方、病院で数年治療したが症状が全く改善しなかったと当店にご相談に来られる方もいらっしゃいます。

 

たかが下痢と思わず、半月以上便がゆるい状態続いている場合には一応病院を受診頂くと良いと思います。

病院で2ヶ月ほど治療を受け、それでも改善が見込めない際には漢方にご興味持って頂ければ幸いです。 


たとえばこんな症状が続いていませんか?

普段注意しておいて欲しい症状を併記しました。

 

☑ 食事後すぐトイレに行きたくなる。

☑ 一日で4回以上便通のある日が多い。

☑ 朝一番でお腹の痛みで起きて下痢をする。

☑ 腹痛はないのに便はいつもゆるめだ。

☑ ゆるい便に粘膜状の何かが混じっている

☑ 便がゆるく、色が薄い

☑ 寝付きが悪く、日中はネガティブな感情が消えず、便がゆるい。

☑ お腹を触ると冷たく、便がゆるい。

☑ 極端な冷えとのぼせがあり、便がゆるい。

☑ ゆるい便中に未消化物が混じる。

☑ 便秘(出ない状態で膨満感がある)と下痢を繰り返す。

 

上記のような症状は漢方対応が早期改善につながりやすい下痢です。

整腸剤や胃腸薬を使っていても中々改善が内容でしたらご相談下さい。


冷える女性に多く見られるゆるい便のトラブル

生理痛や生理不順のご相談を受けていると「お腹がゆるい」という症状を同時に悩んでいるお客様が多い事に気づきます。

もとより男性よりも女性の方が胃腸の弱い方が多いとはいえ、お話を伺っていると「胃腸が弱いから便がゆるい」という事でもない方が多いのです。

 

これは中医学では「寒邪」と呼ばれる”冷え”が子宮に入ってしまった事で起きている症状です。

胃腸とは直接関係ない症状のため「便がゆるいから整腸剤を服用」しても改善は見られません。

便がゆるいという症状以外に”下肢の強い冷え”と、同時に顔のほてり感などを自覚します。

また寝付きが悪い、睡眠が浅いなどの睡眠障害を訴えます。

 

病院では「更年期障害」や「自律神経失調」と言われてしまうような状態ですが、決して神経系の症状ではなく、自律神経のお薬を飲んでも改善しない状態です。

心当たりのある方は一度ご相談下さい。


過敏性腸症候群

過敏性腸症候群の原因はストレスと言われています。

しばらく便通がつかずお腹は膨満感で苦しい状態が続きます。

ストレスが掛かることなどで便意を催しますが腹痛がひどい場合も多く、出るお通じは下痢であることが多いのが特徴です。

ストレスが原因になっているのであればそのストレスがかからない状態を作る事が一番の治療になりますが、生活環境やなかなか辞められない職場環境などが原因だとそれも難しいことが多く薬物治療が必要になります。

 

中医学ではこの状態を肝脾不和と言います。

漢方において「肝」は体のリズムを調節する臓器ですが、このリズムを取る機能がストレスにより傷害され胃腸のリズムのトラブルとなって表れるという状態です。

リズムを崩す原因であるストレスがぐっと強くなると詰まっていた腸の働きが一気に動き、強い痛みとともに下痢をします。

ご相談ではこの肝脾不和を解消する漢方薬を中心に、トラブルの内容によってはあまりストレスを抱え込まないように出来るようなカウンセリングを同時に行い症状の改善を行います。

場合によっては症状の緩和のみでなく、肝の機能が多少のストレスで失調しないように肝の状態の立て直しを同時に行います。

 

過敏性腸症候群のご相談では、比較的早くに症状の改善ができる事も漢方のメリットです。

お悩みでしたら一度ご相談下さい。