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水分の摂取量の考え方

季節ごとに必要な水分量は違うのが普通です

毎年、夏の暑い時期はテレビで、ラジオで、雑誌で、ネットで、ありとあらゆる媒体で「水分をとって下さい!」の大合唱です。

今年の夏もほとんど毎日「とにかく水分をとって下さい。」「塩分を補給して下さい」と連呼されていました。

夏の暑い時期は汗もたくさん出ますから、摂取水分量が多少多くても体調不良に即繋がるということはないでしょう。

 

しかし季節が進んで今くらいになると

○ 朝起きるのが異常に辛い

○ 日中も異常にだるくて横になりたい

○ 夕方以降、なんだかちょっと元気が出てくるけど体が重い感じはある

○ ひどいとたちくらみや、座っていてもふわふわ地震のようなめまい感がある

 

こんな症状を訴える方が増えます。

 

これ、水分の過剰摂取の際の症状ですよ。

 

なんとなく朝、習慣のように水かジュース、コーヒーなどのペットボトルを購入していませんか?

更に夕方、またペットボトルや缶コーヒーを飲んではいませんか?

家に帰ると、脱いだ靴や靴下の形に足がむくんではいませんか?

 

もう真夏の猛暑は過ぎて、そこまで汗をかくことはないはずです。

にもかかわらず、夏の習慣で同じような水分の量を続けていると…

代謝を上回って捌けない水分が体液を薄め、ミネラルバランスを崩し上記の症状が生じます。

 

よく一日に必要な水分はどれくらいですか?と聞かれます。

 

答えは 人によって、生活によって、季節によって、年齢や運動量によって変わるので一概に言えません です。

 

汗をたくさんかく暑い時期は、摂取水分の量も多いほうが良いでしょう。

少し運動習慣があって、摂取水分だけでなく排泄する水分の量も自分でコントロールできるともっと良いかもしれません。

 

あまり汗をかかなくなってくる涼しい、あるいは寒い時期、あるいは夏場でもずっとエアコンが効いている中でいられるのであればそれほど多くの水分を必要とはしません。

 

のどが渇いたらその都度水分を取るか、喉が渇くちょっと前の段階で水分を取れば良いくらいです。

若い方なら下手すると1Lも飲まないかもしれませんが、それでいいのです。

 

年齢的には、若い方ほど体内水分量は多いので、摂取水分量は喉の渇きを目安に。

高齢の方ほど体内水分量が少ないので、なるべく喉が渇く前にこまめに少量の水分を取るようにすると良いでしょう。

 

コーヒーや緑茶、オレンジなどの柑橘系のジュースは飲んだ後、またすぐ喉が渇きます。

一番喉の渇きを覚える目安にできるのはお白湯です。

 

よく寝ているし食事も出来ている。

それでも体がだるくて仕方ないなら、まず水分のとりすぎを疑いましょう。

 

闇雲に大量の水分を取るのではなく、喉の渇きを覚える練習をして下さい。

 

それでも怠さがとれないなら、一度漢方相談においで下さい。

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